店主コラム・写真生活手帖 　その3

私はあなたの味方ですと伝えたい。

年末に、毎日１枚ブログにアップしようと思った。
せっかくだから、短い文章もつけて。

そして、１ヶ月経った。

見返してみると、なんとも暗い写真と自己陶酔した文章だ。
普段、写真は楽しいいよ！なんて言っておきながら、恥ずかしいものだ。

３０歳前後、普通にサラリーマンで、でも何者かになりたくて、なれなくて、必死でもなく、ただぼんやり過ごして、そのくせ悶々としていた頃を思い出した。

芸術大学を出たものの写真では社会と繋がれなかった。
たいして努力も行動もしていなかったから当然だと思う。

振り返っても、決して不幸だったとは思わない。
けれど、やっぱり何か足りない気がしていた。漫然と。

会社員をしながら、路上で写真を販売したり、仲間を作って写真展をしたりしてみた。
最初は遊びみたいだったけど、少しづつ、繋がり始めた。

そんなちょっとしたきっかけだったと思う。
気がつけば、自分で写真ギャラリーを始めていた。

何かしたくて、でも何にも出来なかった昔の自分に伝えたい。
今のわたしはあなたの味方だと。

もし、同じように悶々としている人がいるなら、
やはり、私はあなたの味方ですと伝えたい。