写真生活手帖

「写真がつまらなくなった人へ」vol.1

2024.05.24

 

ここ数年、「写真がつまらなくなった人へ」というタイトルで、文書を書きたいと思っていた。なぜなら、自分自身が「写真がつまらなくなった人」だからだ。

つまらないのは、自分が写真を撮るということに関してである。

ワクワクしないのだ。

ものごと長く続けていれば、いろんな時期があるのだと思う。楽しい時、嬉しい時、辛い時、つまらない時、壁にあたる時。

現に、拙著「写真生活手帖」の冒頭で、「今、私に写真があって本当に良かったと思います。」と書いている。とにかく楽しかったのだ。それから15年、今はなんだかつまらない。

人生の時を重ね、自分を取り巻く環境は変わっていく。ゆっくりと、時に急激に。

空に青を感じながら、大きなビルに入る。しばらくして外に出ると、灰色の雲に覆われている。そうか、雨予報だった。と気づく。そんな感じだろうか。

つまらない。

それは裏を返せば、やはり写真が好きなのだ。好きで好きでたまらない。
だから、つまらないなんて、つまらないと思うのだ。

もう一度、ワクワクしたい。

楽しくてしかたなかったことを、つまらなく感じるようになってしまった自分に、なんと声をかけるのが良いのだろう?

私と同じように、最近、写真がつまらなくなったと感じる人がいたら、ちょっとカメラをそばに置いて、一緒に話しませんか?